Thursday, August 9, 2018

Excuse meについて考える

ゴメンナサイとスミマセンは原義的にはまるで反対だし実は結構違うような気もするが、上目遣いに小声で言えばふつうどちらでいっても問題ない(個人の感想です)。のと違ってIm sorryは起きてしまったことに対する気分の表明、Excuse me(以下EMとします)はこれからやらかすことについての予防線なので互換性は基本的に無いはずです。

でも体感的には、EMISどっちでもいけるシチュエーションが多い。なんでか。たぶん時間軸があいまいな、現在進行中の些末な案件にはどちらも遣えるからです。ただしEMを現在進行中に遣うと、言い訳しつつ実際に行為は既に始まっているため「横柄感」が滲んでしまうし、謝るくらいなら最初からやんなや。というツッコミを入れたくなる場合があります。いっぽうで、現在進行中にISを遣うと、行為を終える前からすでにそのことに対する「すまないと思ってる感」を表現できるため、多くの場合でカナダ人はISの奥ゆかしさを選んでいる気がします。

で、エドモントンで試しにこちらからスパッとEMすると、相手に一瞬わずかな警戒と困惑が入り交じるのを感じることがあります。たぶんカナダ人はEMがもたらす緊張関係を避けたいのでしょう。ところでケベックの人たちはExcusez-moiJe suis désoléをどう使い分けているのか、ちょっと気になります。MS

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